資料庫のなかは薄暗い。 僕はうろうろと水夫を探し出した。 「――か…」 この間の男達が、水夫に近づいていく。 男達と水夫が何か言い合っている。 水夫が必死になっていると、男達はニヤニヤ笑いながら去って行った。 「水夫!」 僕は駆け寄る。 水夫は僕の顔を見て 「あぁっ!」と叫んだ。