「誰だっ!あなた達はっ」 僕は自動ドアが開くのももどかしく、水夫の部屋に飛び入った。 水夫が。 1ヶ月近く、ほとんど泣いた事が無い水夫が。 号泣していた。 僕は水夫のその顔を見ただけで、逆上してしまった。 2人いた、見るからに頭の悪そうな男達に殴りかかる。 僕よりずっと年上だったが、僕は力を使って次の攻撃を読めたため、少々の傷ですんだ。 情けない姿で男達が逃げた後、水夫の方を見た。