たった一度きりの…



あ、あれ?
手が。届かない……



何も僕の手が短いのでは無い。

何か、壁のようなもので、遮られている。




「――分かった?」


少女は、少し明るい声を出す。


「ちょっと危ないと思ったから、結界張っといたの。」


少女は、ふふっと笑った。

「そろそろ、分かってる事全部話した方がいいのかしら。」



僕は、待ってましたとばかりに、勢いよく、首を立てに振った。