たった一度きりの…


部屋の中は、薄暗かった。

どうやら、まだあの女の子は、侵入者のような扱いを受けているらしい。



「誰?…あなた」


2日前に聞いたのと同じ声が、

僕の耳に届く。


「僕は任務でここに来た者です。」

少女の座っている椅子の前に立つ。



少女は、僕を見上げて、言った。

「あたしをここから出してくれる?」