たしかなコエ


ガラガラ


教室のドアをあけるとそこには私より速く来ていた人が自分達の席の周りにたまってた





最初の席順は出席番号順だから、私は18番の席に座ろうとした


だけど…席の周りが男子で埋め尽くされてた


嫌だな、と思ったけど

私にはどうすることも出来ない………

こういうとき自分がすごく嫌になる



「あ、わりぃ。ほら、お前らどいてやんねぇと」


下を向いてた私に聞き覚えのある声


パッと顔をあげると昇降口で会った彼


黒い髪の毛に人懐っこい笑顔を向てけくる



「あっっ、君昇降口でこけてた娘!!」