「ゆた、おまたせ」 「おう」 何だかんだ言って、いっつもあたしのわがままに付き合ってくれるゆた。 「「ただいまー」」 「おかえり迩音、裕太くん」 あたしの家にゆたが来るのもいつもの事。 あたしたちは、ずっと、幼なじみ。 それ以上もそれ以下もない。 それは、ゆたも同じ。