ヒラ部員は驚いた顔をしながらも、ハイと頷いた。

俺は二つしか望まない。

仲間を仲間と受け入れることと、

もっともっと、強くなりたいという欲をもつこと。それだけだ。

「まぁ、これでわかったな。俺は何もやってないし、時雨も巻き込まれただけだって。」

後輩たちは、ただ、ハイと頷いた。

これで、俺へのいじめと言う名前の理不尽な暴力は終わりを告げる。

またいつもみたいな平和な日々が待ってる、それだけだ。