雨のち晴れ


「どっちみち傷ついてんのかよ…。カッコ悪りぃな俺ら。」


ほんとうに。

本当にかっこ悪い。もう笑えてくる。この格好の悪さ。

しぃが傷つかないようにと思っても、しぃは傷ついて結局好きな女一人守れない。

俺はそんな男になりかけてる。

…そんなの嫌だ。

しぃは、俺が助ける。

そのためだけにこの計画だって用意したんだ、

「一人で助けようとか考えんなよ?俺と、お前と、平助で考えた計画なんだから。」

まるで俺の心の中を読んでいるかのように、平然と倫は、言い切った。

やはり、何があっても倫は倫だ。

それだけは変わらない。

「あぁ。」

でも、俺は…倫に迷惑をかけることだけはしたくない…。