「疾風、教室、行きたくない。」
痣だらけの身体。
とても痛そうだ。いや、実際痛いんだろう。
俺も良く体験した痛みだから、わかる。
行きたくないなら、行かなくてもいい。なんて言えない。
倫が、保健室にいるから。
倫を信じないわけじゃない。
倫が嫌いなわけじゃない。
今の倫は、ダメだ。
今の倫は、しぃを恨んでる。
しぃに対する今までの感情がゆがんでしまっている。
だから、今、しぃは倫に近づかない方がいい。
近づいたて、相手にされないだけならまだいい。
それだけじゃない場合が怖いんだ。
また、しぃの壊れた姿なんて見たくないんだ。
「保健室には行くなよ?」
「広ちゃん先生と話したいのに…。」
「なら、俺もついてく。」
最初もだった。しぃが、こんなにも嫌われる理由。
風歌が、しぃをだしにして
気に入らない男子をいじめ出した。
そして、その男子はしぃにキレて…
しぃをいじめ出した。
風歌は、それから自分がいじめたのはしぃに命令されたからだと泣き叫んだ。
それから、しぃは、嫌われた。
中学に行っても、同じ小学校出身のやつが、誰かに吹き込んで、高校も一緒。同じ中学出身のやつが誰かに吹き込む。


