雨のち晴れ


体育館に着くと、時雨がドリンクをもくもくと配っていた。

「ぁ、疾風、疾風の分。」

「さんきゅ。」

俺はドリンクをもらい、倫のところへ行く。

「倫、練習できそうか?」

「風歌ちゃんのおかげだな。できそうだ。練習。」

風歌の、おかげ、か。

まさか風歌に、助けられるなんてな…

「練習再開!」

俺の声が体育館に響き渡った。