雨のち晴れ


「ねぇ、時雨、辛い?」
「別に。」


風歌の望みはあたしが辛いこと。

知っていて、そんなこと、いうわけないでしょ?

あたしはそこまでバカじゃないわ。

「私にはわからないわ。教室では、シカトされて、陰口叩かれるのに、部活では、信頼されてる。」

それがあたし。

ただそれだけじゃない。

「あんたのこと、やっぱ嫌いだわ。教室で、いじめられてんでしょ?」

「…だから、何?」

由奈のこと…

「そりゃ、そうだよねぇ…由奈ちゃんのこと、殺したんだもん☆」

「!」

あれはあたしじゃない。

あれはあたしじゃない。

あれはあたしじゃない…!

「ふざけないでっ!」

あたしは、風歌の頬を平手打ちした。

「!何すんのよっ!」

「あたしは、由奈を殺してないっ!」

あたしが悪いんじゃない。

あれは風歌が、やったんじゃないの。何であたしなのよ。都合の悪いことだけあたしに押し付けないでよ…