雨のち晴れ


「ありがとう。」

そう言って部員たちはドリンクを飲み出す。

「って、これ薄い!」

やっぱりか。

作ったのはあたしだけど、運んだのは風歌だから、仕方ないかもだけど…。

「ぁ、ごめんなさい…風歌、間違えちゃった…。」

「別に大丈夫よ。」

あたしはいい姉を演じないと。

「お姉ちゃん、風歌、なにをすればいいの?」

わざとらしくきいてくる。

きっと、気に入らない答えだったら、家で有る事無い事作り出すんでしょ。

「今はなにもしなくていいわ。」

今は、ね?

何かされたらあたしの方が迷惑なの。

「じゃぁ、風歌、座っててもいい?」

「いいわよ。」

むしろ座ってて欲しい。

あたしの邪魔にならないように。

「飲み終わった?」

「おう。さんきゅ。」

疾風のドリンクと倫先輩のドリンクを回収し、他の先輩のドリンクから回収する。

それから、平助たち二年生のを回収して、一年生のを回収する。