雨のち晴れ


次の日の部活には、風歌を見たいがためか、いろんな部活の部長がやってきた。

きっと、風歌を部活に必要じゃないと思うのは男バスだけ…

「皆さーん!ドリンクですよぉ!」

風歌が練習中だというのにもかかわらず、ドリンクを持って行く。

休憩は疾風が休憩と言ったあと、そう、倫先輩が伝えていたのに。

「悪い。風歌、休憩って言ってからまた持ってきてくれねーか?」

あくまで優しく、いや、気を悪くしないように。

そう考えて、疾風は言ったのだが、

ギャラリーがそれについて、反論してしまった。

「おい、バスケ部!せっかく風歌ちゃんが、手渡しで配ろうとしてんだから、受け取れよ!雨より可愛い子が配ってんだろ!」

その言葉にボソッと疾風がいう。

「しぃに配られた方が安心するな。ちゃんと、わかってるから。」

それだけで、あたしはこのバスケ部にいていいんだって実感する。

「まぁ、疾風、今は.せっかくだから、もらえよ。ありがとう。風歌ちゃん。」

「倫先輩、疾風、はい。」

さっといつものドリンクを渡す。

てゆーか、薄めとか濃いめとか、普通とか言ってよね…風歌。

「風歌ちゃん、どれが濃いめでどれが薄め?」

風歌は、見えないように舌打ちしながら、笑顔で答えた。

「こっちが濃いめで、あれが薄め、そこのは規定の量だよ。」