雨のち晴れ


「さすがに、もうそろそろレパートリーがないわよねぇ…」

「うーん、そうだよね…」

お母さんと話しながら準備をしようとする。

「試合の前日ならカツとかいいかもと思ったけど、まだ前日ではないものねぇ…」

そう、まだ一週間ほどしかたっていないのだ。

「唐揚げも、天ぷらも生姜焼きもやったのよね?あとハンバーグも。」

「それから、焼き魚、煮魚、フライも。でもほかの魚介類は使ってないかな。」

魚介類だと何があるかな…あさり、しじみ、うーん、貝は、当たったら怖いし…

「肉じゃがなんてどう?」

「それを煮込む間、誰がここに待機しとくの?」

「どうせ夜もくるんだもの、私が待機しておくわよ。」

お母さんの言葉に驚きつつも素直にお願いをして、今度は昼ごはんの相談に入る。

「割とキツそうなんだよね、昼。」

「それなら、さっぱりしたものの方がいいわよね。タコのマリネでどう?」

そうしようか、と言うものの、タコのマリネだけではもちろん足りる訳が無い。

「マリネとご飯だけじゃ、足りないよね。」

どっちみち何かいるような。と付け足す。