「ジャグ出来たよ。」
「そう、持っていきましょ。」
二人でひとつ抱えて、もう一つはとりあえずおいておく。
「重いねぇ…」
「まぁ、仕方ないわよね。ぁ、大崎くん大丈夫?」
体育館の隅で休憩している大崎くんに話しかける。
「おう、なんとかな。部長が早めに気づいてくれたから大丈夫そうだ。」
全く、自分でも気づかなかったのにすごいよな、なんて笑ってる限り大丈夫なんだろう。
「無理はしないでね。」
そう言い残してまた、運んでいく。
途中で気づいてくれた1年生にもう一個持ってきてもらうように頼んで、舞台において、また部室へと戻る。
そんな繰り返し。
お昼の時間が近くなれば、あたしは食堂に戻ってご飯を作るのを手伝いに来てくれた選手のお母さんたちと栄養のことを気にしながら作って。
夜は夜で夜食の準備だけしておいてもらって、夕食は一から作る。


