午前中の作業も終わり、昼ごはんを作り出す。夜がカレーだから、何がいいかな。ヨーグルトとフルーツ混ぜてフルーツサラダと、多分がっつり系がいいだろうから…基本はご飯でしょ、野菜炒めと、生姜焼きに、お味噌汁でいいかな。

「風歌、キャベツと、人参と、ピーマンとエリンギ切って。」

野菜炒めの野菜を切るように指示してあたしはお味噌汁と生姜焼きを作り始める。

隣を見れば洗う手順や切る手順はなかなかにできる。
ただ、この後味付けとかをやらせると途端に材料は毒に変解する。

「しぃちゃん、切れたよー。」

「じゃ、お皿出しといて。」

「了解ー。」

生姜焼きならキャベツの千切りもあるといいかな…

「お皿並べたらキャベツの千切りお願い。」

「わかった。」

大量の昼ご飯を作るには時間がかかる。

それでも、作ったものが選手たちの血となり肉となる。

それが力になる。

それだけでもう、満足。