「風歌!今日掃除するの、食堂とお風呂掃除だけになったからね。」
急いで風歌に伝える。
うん、わかった、と下の方から声が聞こえた。
「風歌、掃き掃除した?」
「ううんー。先に机の下のホコリだけ払っちゃおうと思って。」
そういうことか。
じゃぁ、あたしは…
「端の方から掃き掃除するね。8:00になったら掃除は中断してドリンクとタオルの準備をしに部室に行くよ。」
風歌の間延びした返事が聞こえ、安心して、箒を取り出す。
丁寧に早く、マス目に沿って。
正直、掃除なんて誰がやっても一緒だけど、ここにいる間は気持ちよく過ごしてもらいたい。負担をかけたくない。だから、綺麗にする。やれることをやる。


