「風歌、一人で大丈夫よね?あたし、お皿の確認するね。」
大皿、小皿、茶碗に、お椀、スプーンにフォークそれから、箸にコップ。
人数分より多めにある。
「しぃちゃーん、道具全部あった!」
風歌が嬉しそうに報告してくるので、あたしは可能な限り、姉としての顔で、
「わかったわ、ありがとう。」
と、伝える。
「じゃ、あたし、疾風に報告してくるから、風歌は、この辺の掃除始めてくれる?」
うん、といい返事が聞こえてきたので、あたしは、疾風の元へ歩き出した。
「疾風ー、こっち終わったから食堂の掃除に入るね。今日はドリンクとタオルは朝準備して、部室の冷蔵庫に入れて、あたしと風歌は基本的に合宿所の掃除するから、よろしく。」
毎年、風呂場、トイレ、廊下、食堂、ロビーの掃除は1日目にマネージャーがやる、と決められている。らしい。
去年は、あたしと佳苗先輩の二人でやってものすごく時間かかったことだけ覚えてる。


