雨のち晴れ


「ごちそーさま!美味しかった!」

「ごちそうさまでした。」

急いで歯を磨いて、荷物をとる。

「6:00か。行ってきます!」

「行ってらっしゃい。帰りは何時?」

お母さんに聞かれてそう答える。

「多分、23:00過ぎかな。」

「随分と遅いのね。じゃぁ、帰りは迎えに行くわね。」

「うん、ありがと。」

去年だったら合宿?さっさと行けば?みたいな態度だったのに。

ちゃんと、話をすればこんなに変わるんだ。ちゃんと、向き合えばこんなにも変わるんだ。

「しぃ、風歌、はよ。」

「疾風、おはよう。」

「疾風にぃ、おはよー。」

疾風の荷物を見るとあたしの荷物より数倍多い。

「最後の合宿だなー。」

「…そうだね。」