「あたし、何も後悔してないよ。だから、心配しないで。」
「…うん。」
神様なんているわけないって思うけど、もしいるのなら、きっと、今までのことは、私への試練なんだって思いたい。
「しぃちゃん、ご飯!遅刻しちゃう!」
急いで、荷物を入れ直して、すでに着替えまで済んでいる風歌は、あたしのジャージをベッドの上に出している。
「合宿、か。」
去年は合宿から参加したんだよね。
そのころには、早苗先輩は…
あたしが退部すると同時に落とされたとかで疑われたもんな…
去年の今頃にはあたしも、早苗先輩も、女子バスケ部から消え去ってたんだ。
「はぁー。合宿とかキンチョーするよ!流石に徹夜で練習はあり得ないよね?」
「ないない!スポーツ選手は寝て体を休めるのも大切なんだから。朝は6:00起床。軽くアップしてから7:30に朝ごはん。8:00に食べ終わって8:30に練習再開。それから、12:00まで練習、12:30までクールダウンして、12:30からお昼。13:00までに食べ終わって、13:30から練習再開。18:00まで練習。18:00から20:00まで夜休憩。20:00から22:30まで練習。23:00までにクールダウンして、23:30までに汗を流して就寝。」
ふぅー。噛まずに言えたー。
「…え、と?なんの呪文…?」
「去年の合宿の予定。今年は、朝ごはんの時間除いて全部同じだから。」
「へ、朝ごはんの時間は?」
何時だったっけ…朝ごはんだけ30分繰り上げだっはずだけど…。


