雨のち晴れ


「おはよう、しぃちゃん!朝だよ、5:00だよ!」

「今日の練習は8:00からでしょ?」

「だけど、合宿所の準備しなきゃいけないからって、6:30集合だよ?ほら早く、朝ごはん食べよ。お母さんが合宿費、置いといてくれてるし、ご飯も用意してくれてるよ!」

ガバッと飛び起きる。

そういえばそうだ。

「荷物用意してないや…」

「泊まらないんだから荷物はいらないよ、何時もの部活と同じ用意だけ。」

タオルと飲み物、それから汗をかいたときのための替えのシャツにお菓子に、

「しぃちゃん、どれだけお菓子食べるの?」

「へ?」

ぁ、

「もう、遠足じゃないんだから!」

「なんか、そわそわしてるんだよね。疾風の最後の夏の大会だからかな。」

あたしの言葉を聞いた風歌は、デコピンをする。

「痛い。」

「倫先輩も、陣先輩も、伊藤先輩もだよ?しぃちゃん、疾風にぃだけ特別は、ダメ。」