それでも、あたしは、生きていかなくてはいけない。これからを。アキラのことは決して忘れることはない。
でも、今やっと、アキラの気持ちがわかったんだ。
アキラはきっと、これ以上あたしが罪にとらわれたかのように思うのは嬉しくないだろう。
違う。こんなの綺麗事だ。
あたしが勝手にそう思ってるだけ。アキラの真意は、本当は全くわかってないと思う。だから、あたしができるのは、ただ、これからの毎日を生きること。
それしかないはずだ。
たとえ、誰に恨まれようと、嫌われようと、あたしはあたしらしく生きていくしかない。


