雨のち晴れ


「はーやて♡なにぼーっとしてんの?俺としぃは、終わったよ。」

「!どっちが、」

「三戦三敗!もう少しだったのにな。時雨、やっぱ強いわ、」

「倫先輩は、本気じゃないと勝てませんもん。平助は、どっちでもいけますけどね。」

「とか、言いながら手抜いてただろ⁉」


倫と笑ってる。

倫が羨ましい、


俺だって、しぃとわらいたいのに。

笑いあいたいのに。

「疾風、ちょっと休憩させて?」

ニコッと俺に笑いかけ、隣に座る。

「あ、これちょーだい?」

俺のドリンクをとって、ふつーに飲む。

一年生は、驚いてるが、2,3年にとっては、日常のこと。

なれてしまってる。

それが、いいのか、悪いのか……。

「今日は、どーしたんだ?」

いつもなら、こんなに人前でベタベタしない。

二人で俺の家にいる時や、時雨の家にいる時なら、

こんなこともあり得るが。

「なんでもないよ。」

絶対何かあるな。

しぃのなんでもないよは、何かある証拠。