雨のち晴れ


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本当は何度も、時雨と仲良くするのやめたら、私楽になるのかなって考えた。でも、その度に時雨の笑顔を思い出すから、その度に、私をかばってくれたことも思い出すから…なんてのはただの言い訳で本当は私が時雨が好きな気持ちは曲げたくないからなんだろうなって、今頃になってわかったよ。部活のゲームでたまにこけてた時、必ず私がそばにいた。本当は気づいてたんだよね。時雨は。ほんと、鋭いんだから。

ねぇ、時雨、もしかしたらこの手紙は、時雨に送る最初で最後のものでしかも、私の人生最後のものになるかもしれない。そうじゃないかもしれないけど、最後の言葉、と思って聞いて。

自分を責めるのはやめてください。私のことは全部私自身の責任だから。時雨が背負う必要なんてない。

笑顔でいきてください。私は時雨の笑顔が大好きだよ。きっと、疾風先輩も、倫兄も。

私の分まで生きてとは言わないし言えないけど、悔いのないように生きて。私は、この手紙を書いたことも今からしようとすることにも後悔はしてない。

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