雨のち晴れ


「あたしの言いたいことはこれだけです。」

「…なぁ、今度、アキラの墓参りついてきてくれないか。」

全く関係ないのに口から急に出てきてしまった。

「…急ですね。別にいいですけど、疾風も誘って」

「じゃなくて、二人で。」

急に時雨の顔が赤くなる。

「ぁ」

俺の顔も途端に赤くなるのがわかる。

これじゃぁ、まるでデートの誘いじゃないか。

「わ、わりぃ。疾風も」

「…いいですよ。」

俺は、あいた口がふさがらなくなる。

疾風に対してまるで、ストーカーのようになりかけていた時雨が、OKした。

「いいのか?」

「いいって言ってるじゃないですか。」

もしかして、俺はまだ望みがあるのかもしれない。