雨のち晴れ



第三Qも終わり、第四Qも終わった。

その後も大会はもちろん続いた。

そして…後日…

「みんな、お疲れ様。」

皆、勢いよくハイタッチをする。

これで一歩全国に近づいた。

去年は果たすことのできなかった全国に。

「東海大会…優勝。」

「あぁ。俺たち、優勝したんだよ。」

陣と伊藤がにこにこ笑ってる。

「信じられないや、ねぇ、陣、信じられる?」

「…信じられねぇな…。」

逆に、二年生二人の顔は暗い。

「どうせなら俺らも試合に出たかった、な。」

「…それを言うなって平助。」

あぁ、そうか。俺が表舞台に…コートに立ったから二人は…今こんなにも悔しそうに見えるんだ。違う。こんなにも悔しがってるんだ。


「先輩。お疲れ様でした。」

「時雨、」

「黙って聞いてくださいね。」

「え?」

俺の横で時雨が話し始める。

「先輩、もしかして自分がスタメンになったせいで平助とトーマが控えになったと思っていませんか。そう思ってるなら、それは逆にあの二人に失礼です。出たかったのに出れなかったんですよ。あと、アキラにも失礼です。」

アキラ…。