「…はい。」

二人は、涙をこらえたように返事をした。

ドリブルが苦手な平助は、確かにシューティングガード向きなのかもしれない。

「時雨。お前はこいつらをよく見ろ。それで…アドバイスをしてやってくれ。」

あたしも、しっかりと頷いた。