部室について、あたしはまずドリンクを作る。疾風と、倫先輩用ドリンクと、他の部員用。それも、薄めと濃いめと全部分けて。もう、暑いからこまめに水分を取ってもらうためにジャグも用意しよう。一応、お茶は持って来てると思うけどお茶は帰りにも必要だもんね。
「風歌ー。タオル準備したらジャグ出して!」
「わかったー!」
大量のジャグ…休憩のときに一年生に頼むか…平助たちに頼っていいかな…。
「運ぶ時ジャグ、先に二人で運んじゃおうか。」
風歌に、告げると、風歌は頷いて、二つあるから、二回持って行って、タオルと一緒にまた、ドリンクを持って行って、それから、スコアも取らなきゃいけないし、やること、多いな…。
「しぃちゃん。ジャグ、洗う?」
「ん?ぁ、そうね。軽く洗ってから使おう。」
そういえば、去年の夏に使ってからしばらく奥にしまいこんでたもんね。
去年も洗ったし。
「洗っとくね!」