雨のち晴れ


叔父さんは抱きしめたまま答えた。

「俺は君の兄だ。16歳離れた、兄。君は俺と兄貴の唯一の妹だよ。」

そう言ってまたぎゅっと抱きしめる。

「急にそんなこと言われたって理解できません!どう言うことですか!」

八瀬さんは少し怒っている。それもそうかもしれない。知らない人に抱きつかれたら当たり前だろう。

「…どう言えばいい?ごめん。俺にもわからないんだ。」

俺が、口を挟もうとするのをしぃが、邪魔した。

「…多分、八瀬さんは整理がつかないだけでわかってるよ。きっと。」

なんでそんなことわかるんだ。

「なんで、今更家族面するんですかっ…。知ってました。よく、お母さんたちが、あなた方の写真を見せてくれたから。いつか、一緒に会いに行こうって。でも、私にとってあなたたちは…血縁上でしか関係ないんです。」

だんだん声に、力が泣くなる。