雨のち晴れ


今から、八瀬さんと会う。

親父の本当の妹かもしれない人。



つけられてる気配がする。

「しぃ?」

どうも最近、ずっと、しぃと行動してる気がするからか、なんとなく幼馴染の名前を上げる。

「な、なんでわかったの?」

「適当。」

なんとなくなんていえないし、他に言う言葉もなくただ適当に、適当と告げる。

「…用事はいいのか?」

「ぁ、うん。あのね、おじさんに会いにいこうと思ってたの。」

「親父に会うのなんか練習終わってからでもできるだろ?」

でも、久しぶりに2人で話す気がする。昨日も一緒にいたけど、行きも帰りも必ずどちらかが寝ていた。

「…疾風が、部活サボるから心配だったんだもん…。」

「…一緒に行くか。」

俺の言葉にしぃが勢い良く頷いた。