「俺が話せるのはここまでだな。」

「叔父さん、その人の養子先の名字はおぼえてる?」

俺は問う。

「確か、八瀬…だったな。」

「じゃぁ、あと、何歳まで写真とか送られてきてたか知ってる?」

「15...だったはずだ。それからは、知らねーな。」

繋がった。

世界は広いようで狭いらしい。

「俺、心当たりある。」

明日にでも、八瀬さんに会いに行ってみよう。

「…見つけたら、俺と兄貴と、愛理で3人で会えるように…話して見てくれないか?」

「…うん。」