雨のち晴れ


「兄貴たちの中で決まってんなら俺の反論なんて無意味だろ…。」

そして、愛理は、養子に出された。兄貴の会社の上司で、子供が欲しいのにできなかった夫婦に引き取られた。

それと同時に兄貴は町に出て、俺はじいちゃんちで畑仕事を手伝いながら、高校に通った。

高校を卒業すると、進学することも就職することもなく、家業…を継いだ。

毎日畑仕事だけ。

家は売った。

養子に出してからは、俺も、兄貴も一度も愛理にはあってない。

兄貴の元に手紙が届いていたらしいが、引取先の夫婦がなくなって以来、連絡が取れなくなっているらしい。