雨のち晴れ



無事に蕎麦をつまらせることもなく、食べ終わり、叔父さんの部屋へと向かう。叔父さんの部屋、というか、応接室らしい。

「今は使われてない応接室だから、俺が勝手に使ってる。」

…って…

「方言が消えて、一人称が…」

俺の疑問をしぃも告げる。どうやら、しぃも感じ取っていたらしい。

「あー、疾風の前だけで使ってたんだよ。昔、お前が面白い反応してたから。」

…なんか、ひでぇ…

「まぁ、この話は方言を使ってわかりにくくなったりしたら嫌だからな。」

その言葉に真剣なんだと感じる。

「この話をするには俺が15の時からの話をしないとな。」