雨のち晴れ


疾風の言葉に送り出されるように陣先輩たちが、コートに向かった。

また、とって取られてを繰り返す。

疾風は出たそうにしながらも我慢して眺めて。

シュートが入れば一番に大声を出す。

「ナイッシュー!佐倉!もう一本!」

その掛け声に後ろから皆続く。

そして…


第3Qも終わりを告げた。

「同点、か。」

「あぁ。」

さっきは負けてたもんね。うん。

「佐倉くんは体力ありそうね。南日向は…」

「まだまだくらいつかなきゃダメです。頑張ってきます。」

佐倉くんがドリンクを飲みに行こうとすると、疾風が声をかけた。

「佐倉もう少しフェイクを加えてみろ。それから、ボールは頂点ではなて。」

疾風のその言葉に佐倉くんは、ハイと頷いて、陣先輩たちのところへ戻って行った。