そして…第2Q終了…
38対42...
負けてる…!
「時雨。僕の見たてだと佐倉をシューティングガードにした方がいい。それ以外はいつもと同じポジションで。」
「…え?」
「佐倉は反応が早いし、体力が残ってる。だから、南日向のディフェンスさせた方がいい。それに、平助がゲームメイクした方がいい。僕より、ね。」
暁先輩のその言葉を、監督に伝える。
監督は頷いて、そう、指示した。
「…勝てよ…。」
疾風はにこりと笑って言った。
「勝てよ、じゃねーだろ。俺ら、一緒に戦ってるんだから。」
陣先輩が笑った。
「部長…疾風先輩。リストバンド、貸してください。」
佐倉くんが、唐突に言う。
わけわからなさそうに、疾風はリストバンドを差し出した。
「これで先輩も一緒です。」
腕を見せる佐倉くんに、便乗したのか、暁先輩が、疾風にヘアゴムをかりた。
長髪の二人はヘアゴムの貸し借りをよくしてる。
その延長線みたい。
「俺ら借りるものねーし…」
なんですねてる陣先輩たちには見兼ねた疾風が腕につけてたヘアゴムを渡していた。
「…疾風、」
「あぁ、勝つぞ。」


