雨のち晴れ


「速攻!」

さぁ、先取点は、こっちがいただくよ。

平助が南日向を交わして、トーマにパスをまわす。そこから一気に疾風にパスして…スリーポイント!

先取点…!

やった…!

疾風が、先取点をとった!

…それにしても、南日向以外はただ見てるだけ?

なんで…?

「みんな、データは取れたかい?」

データ…!

泳がせてたってこと…

「速攻のデータさえとってしまえばこちらのものだ。」

そういえば、こっちは高さが弱い。

高さがない。

陣先輩の186が最高だもん。

「やられたな。」

「、えぇ。でも、こちらには奥の手があります。」

あの三人の速攻のときは、ポイントガードが平助だけど、本当はポイントガードに向いてるのは暁先輩か、疾風だ。

そのときは、ポイントガードに暁先輩、もしくは、疾風を置いてゲームメイクさせる。

「、あぁ。」
あんまり、暁先輩を、ポイントガードに起きたくないけど仕方が無い。

暁先輩は、179あるからなぁ…。