雨のち晴れ


「!疾風!」

俺に一目散に寄って来た。

…しぃ、情けなくてごめんな。

「伊豆蔵先輩、疾風たちのロープ、ほどいてください。」

「何で?時雨はこんなやつと一緒にいちゃダメよ。汚いんだから。」

「…どういうことですか…。」

もしかして、あのことを言う気なのか…?

「伊藤以外は、女絡みでいろいろあるのよ。」

「疾風が女漁ってたことですか?陣先輩が、本当のお母さんにひどいことされてたことですか?」

何で、知ってるんだ?

「そうよ。きたないでしょう?」

「いいえ。汚くなんか、ありません。むしろ綺麗です。あなたなんかより。」

…しぃ…

「本当に邪魔ね…男子バスケ部…」



なにをする気だ?

「時雨、これは、姫島疾風が、女漁りで、繁華街に入って行く写真よ。これ、立派な証拠になるわよね?」

「それがどうかしたんですか。」

「学校にバラしていいのかしら?うちの学校、不順異性交友は、校則で禁止されてるわ。」