伊藤も、陣も絶句してやがる。
「あの子の周りにいるのは女子でいい。百歩譲って、伊藤と、赤羽はいいわ。でも、姫島と、平澤は、だめよ。」
俺と…陣がダメ?
「姫島は、中学の時一時期、赤羽と知り合うまでは、女漁りしてたわよね。それから、オヤジ狩り。カツアゲも。平澤は、実の母親からの虐待。二人とも、汚いじゃない?時雨が汚れちゃうわ。」
…なんで、なんで知ってるんだ?
俺が女漁ってたのって、夜の繁華街で…ちょっと笑えば大人の女は優しくしてくれたから、
「ふふっ、わかったかしら?あんたたちは汚いの。」
「だから俺たちには何をしてもいいってか?」
「えぇ、そうよ。ぁ、風歌も汚いけど、あの子は妹だもの、仕方ないわね。」
…風歌が汚い…?
「ふざけてんじゃねーぞ!」
ついに俺を怒らせたな…
「疾風、落ち着け!」
「落ち着いてられるか!お前と風歌侮辱されて、落ち着いてらんねーよ!なんだよ…風歌が汚い?あいつはわかってなかっただけだ!いいことと悪いことが。今わかって、ちゃんと頑張ってる!」


