「...姫島…?それから、平澤に、伊藤…。」
「よぉ。」
なんで来たの、そう言いたそうな顔。
でも、そんなものは気にしない。
「話したいことがあってな。」
「お母さん、部屋に行くけど何も持ってこなくていいから。」
俺の言葉に素直に自室へと通す伊豆蔵。
多分家の中まで罠とかは張ってないだろうけど。
「安心して。両親がいるから家の中までは罠も何もないわ。」
俺の心を読むかのように、言葉を発する。
「で、なに?平澤のことならあたし関係ないわよ。」
…!なにが関係ないだ…大いに関係してるだろうが…
「あたしは、被害者。だから関係ないわ。それより、時雨は来てないの?」
…なんでしぃが関係するんだ?
しぃは…関係ない。
「しぃは、関係ないだろ?」
「あるわ。あたしは時雨が欲しい。あの子はあなたたちのようなむさ苦しい男どもに囲まれたらだめよ。穢されたらだめなの。あの子は、綺麗なの。」
言ってることがわからない…
「あの子が苦しんでる姿が一番綺麗。血が流れてたらもっと綺麗。」
頭の中が、狂ってやがる…


