雨のち晴れ


…まず、なんで、早苗先輩と神楽さんが知り合いなんだよ。

うん。

一番不思議なのはそれだ。

「さて、ぁ。君たち約束破ったら…」

明るめの声が一瞬にして低くなる。

「この、姫島神楽直々に抹殺してやる。」

ぁ、この人やばい人だ。

味方にしておいてよかった。

「さて、赤羽くん、暁、早苗ちゃんのところへ行こうか。」

あの台詞のあと、柔らかい口調でこう言われると改めて思う。味方にしておいてよかった、


俺はただ黙って神楽さんの後をついて行く。


「セリ。」

着いた先は病院。

うん、病院だ。

陣の入院してる病院の陣が入院してた部屋。

「なんで、陣がいないんすか?」

「しぃちゃんにいかせるくらいなら、直々に伊豆蔵のところに行くって、疾風とでてったわ。で、次は早苗を出すつもり?」

なんでわかるんだろう…

「一年前から、早苗を守ってくれたことには感謝してる。でも…元カノの妹まで守ろうとしなくていいのよ?だって、神楽には神楽の人生があるのよ?またあの悲劇を繰り返したくないでしょ?」

あの、悲劇を…?

「…俺はお前以外の女に興味ねぇから。仕方ないだろ?俺は、お前がいないとダメだから。」