その後のことは何も知らない。

俺はボコボコにされて、また、騙されるのが怖くて、女と話すことすらできなくなって、

母親と名乗る女は殴るだけじゃ足りなかったのか、性的なことも、求めるようになって。

必死で逃げて、流石にやばいと判断した親父が、俺が中2の、二学期に離婚した。

しばらくは、人もダメになって暁や親父ですら信じられなくなったのに、

二人だけは必ずそばにいてくれて、だんだん、男だけは大丈夫になった。

なんだかんだで、心配してくれた聖理奈さんだけは、女でも大丈夫だった。

何もされないってわかってても、暁の婆さんは少し怖くて。話すこともどもりながらゆっくりしか話せなくなった。

だから、絶対裏切られないところに行こうと思った。

なら、俺が不良をやめればいい、