「どうかしました?」
「め、メイド…。」
驚きすぎて、しぃも、風歌も、声が出ないらしい。
唯一、声が出た平助も単語しか話さないし、どもってる、
「え、普通ですよね?」
「いや、普通じゃないと思う。」
やっと声が出るようになったらしい、倫が突っ込む。
それにしても、デカい。
「佐倉、俺、4:00になったら、病院向かう。」
、ここに来るまでの間に親父が入院してる病院の最寄り駅もあったし。
「了解です。なら、何かあれば、時雨先輩か、倫先輩に、電話してもらいますね。」
「あぁ。」
陣にあってないため、話は全然進まない。
陣はどこにいるんだ。
何も話し合いという話し合いは進まず、ただ、同じことの堂々巡りで1時間経った。
「はい、もしもし。」
突如鳴り響いた着信音は伊藤のケータイだった。
「え⁇…は、はい。わかりました…。伝えておきます。」
「なんだって⁈」
伊藤が通話を終えると同時に俺は移動に詰め寄る。
「ぶ、部長。そんなに詰め寄らなくても…」
「平助は黙って。あのね、陣が…ボコられて戻ってきたって…。身体中に傷があって…」


