雨のち晴れ


陣先輩の無実も証明できることないかな。

雪歩先輩が簡単に尻尾を掴ませるとは思わない。なにか、ないかな…。

「 とりあえず、伊豆蔵の信用を少しでも落としたらいいんだろ?」

「そうだね。」

伊藤先輩と風歌は、大丈夫だろうか…。

立てこもる気でいること、言った方がいいかな。

「どちらにしても、今日はやめた方がいいと思います。人数が少ないし、準備も何もしてません。」

「でもっ!」

「先輩、作戦練りましょう。じゃないと、無計画だとすぐにこっちが潰されます。」

佐倉くんの有無を言わせない言い方にあたしは渋々頷く。

「どこで練るんだ?」

「俺の家で…佳苗もいますし。」

佳苗先輩……!

辛くないかな?怖くないかな。嫌じゃないかな?

「わかった。」

疾風の声に、あたしは顔を上げる。作戦を練ることに決めたらしい。

「じゃぁ、荷物を持ってきてください。」