雨のち晴れ



「陣先輩は、とりあえず処分が決まるまでは、謹慎だって。私、今から疾風にぃと、倫先輩と、伊藤先輩に伝えてくるから、平助先輩と、トーマ先輩に伝えておいて!」

「わかった。」

きっとあの二人は今、体育館でバスケしてる。帰ってくるまで、待ってもいいけど…きっとそれじゃ遅い。

「平助!トーマ!」

体育館に入ると同時に大声で、二人の名前を呼ぶ。

ぁ、佐倉くんもいる。

「三人とも、陣先輩のこと、聞いた?」

「陣先輩がどうかしたんですか?」

「きっと、雪歩先輩に嵌められた。」

あたしが思ってることを言う。

「ぁ…もしかして、陣先輩が、伊豆蔵先輩を襲ったっていう話ですか?風歌ちゃんから聞きました。」

「はぁ⁈そんなわけねーだろ!陣先輩、いまだに、時雨にすらさわれないんだぜ?」

トーマが平助の声に頷く。

あたしも信じてないことを告げ、それから、風歌が言っていた謹慎のことも伝える。

「時雨先輩。陣先輩、助けれませんか?」

「今回は…雪歩先輩が絡んでるからなぁ…。あの人の家、お金持ちだから。」