雨のち晴れ



なんだかんだで、40周走る奴もなく、無事、ゲームを終了した。

「倫、いつも、任せて悪いな。」

「いや、大丈夫だ。」

陣の言葉に、何事かと思いながら、言葉を返す。

「副部長のくせに…副部長らしいことができてない。」

陣がボソリとつぶやいた。

「そーやって悩むことが、一番、副部長らしいことなんじゃねーの?」


「俺だって、マネージャーらしいことできてねぇし」

ボソリとつぶやく。

まず、マネージャーらしいことが、どういうことかわからない。マネージャーらしいって、副部長らしいって、なんなんだ。


「…なんで、柴田先輩は、俺を副部長に任命したんだろうな。伊藤の方が観察力、あるのに。」

「そりゃぁ、陣は、優しいからだろ。疾風はどちらかというとスパルタだし、人のフォローが苦手だろ?伊藤は、スタメン意外に興味ないし。俺は、人に怖がられるし。お前はそんなことない。チームメイトからの信頼もあつい。」