「どんなって……別に。」
「激しいやつ？それとも優しいキス？」
「どっちかと言えば優しい方が………って俺はどうでもいいだろ！」



完全に優弥のペースだ。



「へぇ…圭一は優しいキスが好きなんだ？」
「な、んだよ？」



ニヤニヤ笑われると、居心地が悪い。



「でも俺は激しい方が好きなんだ。」
「あっそ。そんなのどうでも―――ん!?」



俺の言葉は、優弥の口の中へ消えていった。


意味分かる？

俺は分からない。

いや分かりたくない。



優弥にキスされただなんて。