「よしっ、朝の仕事終わりっ」 まとめた冊子を教卓の上に置き、 朝の仕事は終了。 「今日咲希ちゃん大変そうだったし これから俺らも手伝おうよ」 中山君が言った。 「えっ!!そんな、悪いよ!」 「良いって良いって! なぁ、潤!!」 一回面倒くさそうな顔をしたが、 「別に良いけど」 と、意外にオーケーしてくれた。 「朔矢は?」 今の言葉に ドキンと心臓が脈打つ。 オーケー…してくれるかな。