「これ一人でやったの!?」


中山君が私に聞いた。


「ううん、愛菜も手伝ってくれたの」


「そっかぁ〜、委員長は大変だね…」



中山君と話していると

牧原君が私の肩をトントンと叩いた。



「なに?」


牧原君の方を向くと、

「ん。」

と私がとめようと思っていた

冊子を差し出してきた。




「へ?」


良く分からなかったが受け取って

みると


「あ…これ…」


もうホッチキスでとまっていた。






牧原君…

やってくれたんだ。





「ありがとう!!」


「宿題、後で見してね」


「あ、うん」




牧原君は良く分からない。