…でも、

面倒くさい…



クラス委員って雑用ばっか。


しかも仕事が地味っていうね…




パチンパチンとホッチキスの音が

愛菜と私だけしかいない

教室に響いていた。




「咲希〜手伝おうか?」


「ありがとーっ!じゃあこれ留めたのまとめといてくれる?」


「了解!!」



愛菜と協力したおかげで

早くも残り冊子一冊となった。




その冊子を手に取った時、


「うわー、大変そうだね。」


後ろから声が聞こえた。



振り返ると

机にある冊子を覗き込む

中山君と牧原君。



その後ろに一ノ瀬君がいた。