AM7:10

「そういや可憐、ニキビ減ったわよね!」

「そうそう!洗顔方調べて、実践したらすっごく変わったの♪」

朝からお母さんに褒められまくり、可憐は機嫌がどんどん上がっていった。


そして20分になるまで、可憐は爪をみがいた。

爪みがきで、丁寧に光の筋が出来るまで。

「よぉーし、爪が今日もピッカピカ!!」


そして、リップを口に塗り、ラップをして3分ほど置いた。


その後、ラップを取りティッシュで口をぽんぽんと叩く。

「うん、ぷるっぷる♪」



AM7:20

可憐はランドセルをしょって、洗面所へ向かった。

「髪はサラツヤ、ストレート!天使のわっかもできてる! 肌はぷるつや、ニキビも少ない!白肌! 目はうるうる、二重! 唇もぷるぷる、コーデも可愛く決まってる!! しわもなく、いい香りっ 今日の私もカンペキ!!!」

可憐は鏡に向かって、一番可愛い笑顔を作った。

ニコッッ


「じゃあお母さん、いってきま~す!」

「いってらっしゃい!」